福祉施設から出たゴミは事業系ごみ! 正しい処理方法とは?

 

日本には、数多くの老人ホームや介護施設があります。こういった福祉施設で発生しがちなのが、ゴミ処理をめぐる問題です。「医療関係やオフィス関係など、さまざまな種類のゴミがあるので混乱してしまう」「収集頻度が少ないのですぐにゴミが溜まってしまう」「多くの業者が混在しているため管理が面倒」。今回は、こんなお悩みがある方のために、ゴミの適切な処理方法や業者の見直し方を紹介します。




■福祉施設で排出されるゴミは「事業系ごみ」


最初に知っておきたいのは、福祉施設で排出されるゴミが、どのような種類のゴミに分類されるのかということです。原則として、事業活動に伴って排出されるゴミは、すべて「事業系ごみ(事業系一般廃棄物)」となります。福祉施設は立派な「事業所」ですから、出たゴミは事業系ごみとして処理しなければなりません。


これについては、「スタッフの事務所や共用スペースはともかく、入所者の居室から出るゴミまで事業系ごみとして扱われるの?」と疑問に感じる方もいると思われます。確かに、入所者の居室から出るゴミは、入所者の日常生活に伴って排出されるものがほとんどでしょう。実際、個人宅から出るゴミと同様に「家庭系ごみ(家庭系一般廃棄物)」として処理している施設もあるかもしれません。


しかしながら、入所者が施設内で生活しているのは、「居住しているから」というより「介護サービス等を利用しているから」です。この点で、「居住するための場所」を提供しているだけの賃貸マンションなどとは明らかに異なります。したがって、たとえ入所者の生活に伴うものだとしても、福祉施設から出るゴミは事業系ごみとして扱われるのです。


ただし、老人福祉法や介護福祉法等の規定により、「居宅」で発生したゴミは家庭系ごみとして扱われます。つまり、訪問介護のような在宅系サービスによって発生したゴミは、家庭系ゴミになるわけです。どちらに分類されるのかは、施設・業務によって細かく定められているため、必ず確認しておきましょう。ちなみに紙おむつの廃棄は自治体によって産業廃棄物になる場合があります。北茨城は基本的に産業廃棄物となります。地域によっても異なりますので注意しましょう。



■もう混乱しない! 廃棄物処理の見直し方法


「ウチから出るゴミは事業系ごみ」と理解したとしても、福祉施設におけるゴミ処理問題が解決するとは限りません。医療と介護の現場・入所者の住居・スタッフの事務所と、さまざまな場所からいろいろなゴミが排出されるため、どうしても分別が面倒になります。ゴミの収集頻度が少なかったり、複数の業者が入っていて混乱したりする場合もあるでしょう。


こういった問題を解決するには、廃棄物処理の体制を見直す必要があります。今まで一度も見直しを行ったことがなくても、しっかり手順を守れば問題ありません。以下を参考に、見直しの計画を立ててみてください。



1:書類の準備

廃棄物処理を見直すためには、まず現状を把握することが重要です。そこで、廃棄物処理業者との契約書や、過去1年間に排出された廃棄物の種類・量などを記載した書類を用意してください。見当たらなければ業者に連絡してみましょう。


2:実態の検証

書類を用意したら、実際に出ているゴミと照らし合わせて検証を行います。単純な作業に思えるかもしれませんが、意外な事実が発覚することも珍しくありません。「ゴミの種類を間違えて処理していた」「ゴミの量に比べて収集頻度が少なすぎる」「請求書に記載されている量と実際のゴミの量が明らかに違う」といった実態が判明する可能性は十分あります。


中には、「契約すらしていない業者がゴミを回収していた」というケースさえあるのです。法的な問題が生じているおそれもありますから、徹底的に検証しましょう。


3:分析と改善

検証によって現状を把握できたら、発生している問題をどのように改善すべきか検討し、行動に移します。特に、ゴミの種類ごとの処理方法と収集頻度については、見直さなければならないケースが多いでしょう。


また、マニフェスト伝票を発行していないなど、業者側に何らかの問題があれば改善を求めてください。コンプライアンスに問題のある業者や、処理方法の見直しにより必要なくなった業者とは、契約を打ち切らなければならないかもしれません。関係法令も考慮しつつ、十分なシミュレーションと相談を行いましょう。



■廃棄物回収は元クリーンへ!


茨城県北茨城市の有限会社元クリーンは、廃棄物収集・運搬の専門業者です。地域密着で30年以上の活動を続け、大手企業様からも多数のお取引をいただいております。20種類の産業廃棄物の収集・運搬許可を取得しているため、さまざまな施設での不用品回収が可能です。できる限りお客様のご要望に沿えるよう尽力しますので、廃棄物処理を見直したい時はぜひご相談ください。